不動産の価格

ピンク色のアパート

「無料で不動産査定を行います」という文言をホームページでみかけることが多くなりましt。不動産仲介業者の目的は仲介手数料を稼ぐことであるため、仲介業者にとっては、売主と専任媒介契約を結ぶことができれば、仲介手数料を稼げる確率が飛躍的に増加するため、「無料」でも不動産査定を請け負うのです。 では、仲介業者はどのような方法でお客様の不動産の査定を行っているのでしょうか。土地の場合で考えてみることにしましょう。 大きく分けて、査定方法としては、(1)取引事例比較法と(2)収益還元法が挙げられます。しかし、ほとんどの仲介業者は、この2つの方法を両方とも適用して算出することは少なく、取引事例比較法のみ適用するケースがほとんどです。

取引事例比較法とは、簡単に言うと、お客様の土地の周辺で実際に取引が行われた事例を多数取得して、それらの取引事例と比較のうえ、お客様の土地の価格を決定する方法のことです。多数取得した取引事例は、それぞれ取引された時点が異なるために、必要に応じて時点修正を加えます。また、取引事例とお客様の土地の個別的要因(地積、地型、道路づけ)もそれぞれ異なるから、これらについても必要に応じて評点をつけることによって、最終的にお客様の土地の価格を決定します。 上述のとおり、ほとんどの仲介業者が、価格査定にあたり、取引事例比較法のみ適用しています。お客様の土地の価値を客観的に査定する方法としては、もっとも優れた手法であるため、実務運用上、収益還元法を併用する必要はないと考えられます。